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理事長挨拶


日本消化器免疫学会
理事長 渡辺 守
 東京医科歯科大学 消化器内科
 
 2014年8月11日付で、日本消化器免疫学会の第3代理事長に選任されました。重責に身の震える思いがいたしますが、恩師である故土屋雅春初代理事長と日比紀文第2代理事長を始め、ご支援を戴きました皆様のためにも、全身全霊を傾けて本会の発展のために努力する所存です。

 日本消化器免疫学会は、1978年に慶應義塾大学内科(消化器)の故土屋雅春名誉教授らが中心となって、当時未開であった消化器分野における免疫学の研究を行う基礎分野および臨床分野の研究者の研究成果発表と討論の場として発足した「消化器と免疫研究会」を基盤としています。回を重ねて、1996年に「日本消化器免疫学会」として学会に発展したものです。毎年開催される学術集会には研究会の時代から通算すると本年で第51回を数え、『消化器分野における免疫学』という比較的専門的な領域を対象とする歴史ある学術団体であります。

 特に、1997年に前慶應義塾大学内科(消化器)の日比紀文名誉教授(北里大学北里研究所病院炎症性腸疾患先進治療センター長)が第2代理事長に就任されてから、学会の活性化を図られました。免疫が関与する消化器疾患の研究に熱意のある研究者と臨床家が集まり、最先端の研究成果に発表と密接なディスカッション、情報のコミュニケーションを通じて、さらには国際交流を活発化することによって世界をリードする一流の研究成果が本学会より発信されました。

 研究会発足当時は、免疫学的研究の手段も限られ、免疫学的機序が関与する消化器疾患としては炎症性腸疾患などごく少数の疾患に限られていました。その後の免疫学的手法の進歩と相まって、上部消化管や肝胆膵の分野のみならず、消化管腫瘍においても、病態や治療を考える上で『免疫学』が欠くべからずものとなっています。さらに、21世紀となり、消化器領域において難治性疾患の殆ど全てに免疫反応が深く関与し、その病態解明が新しい治療に結びつき、基礎的・臨床的研究の成果に一層注目が集まっています。

 本学会は比較的規模の小さな学会でありますが、学術集会を通して消化器免疫の領域における基礎研究ならびに臨床研究の数多くの発表により、実りある成果を得ています。 本学会所属の研究者の研究内容は、米国消化器病週間(DDW)などにおいて発表される欧米第一人者達のものと比べて優るとも劣らないものが多く、臨床面においても日本から世界に発信できる治療法とその成績が披露されており、今後のさらなる発展が大いに期待される学会であります。

 最後になりましたが、会員の皆様方のご支援を頂き、日本消化器免疫学会が更なる確固たる評価を得るよう、また更なる躍進・飛躍するためにも、本学会の活動の発展にお力添え賜りますことを、心からお願い申し上げる次第であります。

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